遂に、8月28日に発売されるNexus7(2013) ME571。
正直いって、米国発売価格よりも高くて不満だ。
・16GBモデル:229ドル(米国)→2万7800円(日本)
・32GBモデル:269ドル(米国)→3万3800円(日本)
・32GB+LTE ;349ドル(米国)→3万9800円(日本)
【為替をググる】
Google先生自身に計算していただきましょう。
・16GBモデル:229ドル→2万2588円
・32GBモデル:269ドル→2万6533円
・32GB+LTE ;349ドル→3万4424円
【差額は?】
・16GBモデル:2万2588円→2万7800円(差額5212円)
・32GBモデル:2万6533円→3万3800円(差額7267円)
・32GB+LTE ;3万4424円→3万9800円(差額5376円)
つまり、Google先生によれば、Nexus7(2013)は
5212円~7267円も、日本での販売価格が高い!
【どれくらい高いのか?】
Nexus7(2013)は、米国で7月30日に先行発売された。
そのため、早く入手しようと個人輸入する人が続出。
いろいろ情報があるわけである。
んで、16GBを米国から個人輸入した場合にかかるコストは、
・Adorama経由では、16GBが272.19ドル・32GBが311.20ドル。
・B&H経由では、 16GBが271.46ドル。32GBが311.46ドル。
ソースは、価格COMの掲示板。
・272ドル(16GB個人輸入)は、2万6829円 <2万7800円@日本
・312ドル(32GB個人輸入)は、3万775円 <3万3800円@日本
なぜか知らないけど、個人輸入した方が、安い。笑
16GBで1000円弱、32GBでは3000円強も(!)、個人輸入が安い。
実は、販売当初に個人輸入した人は、いい決断だったのかも。
こういう日本だけボッタクリ慣行は、時代に逆行している。
※「送料の関係で高いのでは?」
と思われる方もいるのかもしれないが、
Nexus7(2013)は、台湾ASUSが製造している。
個人輸入や並行輸入(アメリカ等から届く)とは異なり、
正規販売ルートでは、製造国から直接日本に届く。
だから、送料でアメリカよりも日本が高くなることはない。
つまりこれは、あくまでGoogleの価格設定戦略の問題だ。
【米Amazonから個人輸入だと?】
米Amazon16GB 251.77ドル(税金送料込み) |
米Amazon32GB 293.45ドル(税金送料込み) |
Amazon.com(アメリカから個人輸入)の価格を調べてみる。
・Nexus7(2013)16GB 251.77ドル(税金送料込み)=2万4722円 <2万7800円@日本
・Nexus7(2013)32GB 293.45ドル(税金送料込み)=2万8814円 <3万3800円@日本
(※クレジットカードの海外事務手数料「約1.63%等」を含まない計算。)
16GBで3078円、32GBでは4986円も、日本より安い計算。
・送料手数料(Shipping & Handling)10.78ドル
・関税消費税(Import Fees Deposit)11,99ドル/13.97ドルを
を含んでも、この安さなのだから、驚かされる。
海外から発送なので納期は当然かかってしまうものの、
「とりあえず、9月中にNexus7が手に入ればいい」という人は、
Amazon.comで直接個人輸入をするのもアリかもしれない。笑
早くほしい人は「AmazonGlobal Priority Shipping」を選択する。
在庫があるモデルであれば、8月27日(火)注文で8月30日(金)に届く。
・Nexus7(2013)16GB 257.44ドル(税金送料込み) ←7ドル追加
・Nexus7(2013)32GB 298.70ドル(税金送料込み) ←6ドル追加
(※クレジットカードの海外事務手数料「約1.63%等」を含まない計算。)
・送料手数料(Shipping & Handling)10.78ドル→$16.18
・関税消費税(Import Fees Deposit)$12.26(16GB)/$14.22
なんと、日本のAmazon.jpよりも、アメリカのAmazon.comで買うほうが安いという皮肉な結果に。
(2014年3月追記)
米国Amazon.comでは、「値下げ」が行われています。
・16GBモデル:229ドル(米国)→219ドル(米国Amazon公式)
・32GBモデル:269ドル(米国)→239ドル(米国Amazon公式)
・LTEモデル:349ドル(米国)→313.44ドル(米国Amazon公式)
記事執筆当時よりも円安ですが、32GBとLTEはお得になったでしょうね。
LTEモデルは、313.44ドル(約3万2406円)に。
【う~む】
Appleの5月末からの「新価格(笑)」だと、
・iPadが、49800円~(4thWiFi版16GB)
・iPadminiが、32800円~(WiFi版16GB)。
つまり、iPadの方がNexus7(2013)よりも高い。
だから、タブレットの相場価格としては、いまだ、
Nexus7(2013)は安くて、しかも高性能な部類に属する。
(特に、iPadminiとの関係では完全にスペックで上回った。)
ただ、Googleが「コンテンツビジネスの利益ため」ではなく、
「Nexus7の販売自体で利益をあげよう」としているように見える。
そのことは、残念だ。
その点、Nexus7(2012)では、違っていた。
タブレットの市場をiPadの寡占状態から、
Androidが奪い取ってやるぞ!という意気込みがあった。
だから、2000円分のコンテンツ特典をつけていたわけで。
今回のボッタクリで、Google丸くなっちゃったなぁ、という印象を受けた。
Nexus7の製造元ASUSが、2013年7月から
「MeMO Pad HD7 ME173-16」という機種を販売している。
同じ7型タブレットで、執筆時Amazonは17820円で販売中。
Nexus7よりスペックでは劣るが、1万円も安いのは魅力的。
新型Nexus7の価格にガッカリしたら、コチラをオススメする。
【関連記事】
Nexus7(2013) ME571、どの販売店が最安値なのか。
〆
PCリサイクルシール貼ってません?それが答えなんだけど。
返信削除>PCリサイクルシール貼ってません?
削除PCリサイクルシールは、同梱です。
>それが答え
答え、とは。
「PCリサイクル法の回収代金分が上乗せされているから高い」という意味でしょうか?
資源有効利用促進法の仕組みが理解できていますか?
PCリサイクルシールが貼っていない場合(2003年以前のPC)では、
購入者・消費者が、リサイクル費用を負担する必要があります。
その価格は、3150円です。
※おそらくタブレットは、ノートパソコンに該当します。
http://www.pc3r.jp/home/recycle_cost.html
そして、2004年以降のPCでは、メーカーに、
PCリサイクルの印字やシールの添付が義務付けられています。
Nexus7やiPadやSurfaceでは、シールの添付で対応しています。
この場合、不要タブレットを回収する料金を、メーカーが、負担することになります。
ところで、リサイクルするためにメーカー負担金額が増えるわけですが、
この金額をいくら製品価格に「上乗せ」するのか、もしくは、「上乗せ」しないのか、
については、資源有効利用促進法で決められていません。
つまり、メーカーの自由裁量に委ねられているわけです。
事実、ASUSは、Nexus7(2012)について、リサイクル料金を
製品価格に「上乗せ」しないという判断をして、廉価に販売しました。
※Nexus7(2013)と同じく、Nexus7(2012)にも、リサイクルシールが同梱されています。
だから、Nexus7(2013)だけ、リサイクル料金の負担増額を根拠に、
「日本でのボッタクリ価格になることが仕方がない」という理由にはなりません。
つまり、「答え」にはなっていないということです。