2014/04/07

楽天でんわアプリを使ってみた。【docomo au SoftBankの料金と比較レビュー】


楽天電話アプリは、
フュージョン・コミュニケーションズ株式会社
(楽天のグループ会社)がやっているサービス。
 楽天でんわ 通話品質体験キャンペーン
特典、期間 新規利用登録で100円分の通話料が無料
2014年3月13日(木) 10:00~2014年3月31日(月) 17:59


とかいうキャンペーンがやっていたので、登録。
横浜市内の固定電話(法人)に電話するのに使ってみた。
楽天電話アプリで90円通話した利用料金。ギリ無料圏内。笑

楽天電話は携帯電話の番号の前に、
0037680-をつけて発信することで、
フュージョンの回線を間に挟んで安くなる仕組み。
詳しくは、職業記者の書いた記事をググって欲しい。


普通のIP電話(050 plusスカイプアウトLINE電話)
とは違い、携帯電話の番号経由での発信になる。
新しい専用番号(050)ではなく、携帯電話(090 080 070)なので、
違和感なくそのまま使えて、通話料金だけ安くなる形。

とくに新しい技術ではなく、むしろ、古い技術だ。
固定電話時代の番号付加サービスと同種のもの。
参照:Wikipediaマイライン


個人向け 携帯電話への通話サービス | フュージョン FUSION
では、
「0038プラス」という名前で同じようなことをやっている。


【レビュー】


・いいとこ

電話してみた限り、ノイズはなく、音が飛ぶこともなかった。
これは、ネットの品質に左右されるIP電話との大きな違いだ。
それに、ネット圏外であっても、通話圏内であれば通話可能。
田舎等でインターネットが使えない場合でも、これは使える。

アプリも、必要最低限の機能はあると思う。
大事な電話ではなく、長時間通話しないのであれば、使えるかもね。
発信者番号(自分の携帯電話)も、相手に通知されるから、安心。


楽天カードのクレジットカード払いに設定
しておけば、
楽天ポイントが100円につき2ポイント貯まるので相乗効果アリ。


・不満なとこ

不便な点は2つ。

利用料金(冒頭画像)を見るのに、
1.毎回、IDを入力し、
2.毎回、パスワードを入力し、
3.毎回、電話番号を入力し、
4.毎回、利用月を入力し、 ようやく表示されるということ。
※フォームは、ブラウザに記録されないようになっている。
こういう利用明細は、楽天でんわアプリで表示できるようにするべき。
これは、改善の余地があるだろう。

ただ、根本的に、主婦の節約レベルのサービスだなぁ、って不満がある。

確かに、10円/30秒と、20円/30秒な「タイプXi」の半額で安い。
しかし、通話メインで仕事に使うのであれば、
docomoであればガラケーを契約した方が安くつくのだ。
しかも、ガラケーを購入して、FOMA契約をすると、
2年間は月々サポートで値引きがあるから、運用も安くなる。

タイプLバリュー(月額4000円/税抜)なら、10円/30秒と単価で並ぶ。
タイプLLバリュー(月額6500円/税抜)なら、7.5円/30秒と単価で勝る。
しかも、これらには無料通話がついているから、トータルでさらに安くなる。
※オジサン使用率が高いdocomoでの比較。
 
単価/30秒通話あたり

10円/30秒 楽天電話←安いか?微妙。。。
20円/30秒 Xi(743円)←高い。

20円/30秒 シンプル(743円-メール無料)
20円/30秒 リミット(1300円-2200円無料)
20円/30秒 タイプSS(934円-1000円無料)

18円/30秒 タイプS(1,500円-2,000円無料)
14円/30秒 タイプM(2,500円-4,000円無料)
10円/30秒 タイプL(4,000円-6,000円無料)
7.5円/30秒 タイプLL(6,500円-11,000円無料)

20円/30秒 SBホワイトプラン(934円*無料通話なし)←高い。
10円/30秒 SBダブルホワイト(1868円*無料通話なし)←微妙。
20円/30秒 auLTEプラン(934円*無料通話なし)←高い。
10円/30秒 au通話ワイド24(1868円*無料通話なし)←微妙。

※余談だけど、docomoFOMA契約のSIMカードは、
現行モデルのXiスマートフォンでは使えないように細工されています。
記事参照:~主要Xi端末でFOMA契約SIMカードが使えるか?~ 
なので、最新のdocomoスマホの人は、通話料が自動的に高くなります。
簡単にいえば、FOMAプランで通話用に使うならガラケーを選べ、と。
※ガラケーは、スマホと違い、パケホ契約なしで毎月サポートが適用されます。


「楽天でんわ」担当者インタビュー楽天ブランドを冠した通話料が半額になる新サービス(2013/12/26 10:00)
この記事の楽天の担当者の話では、主に、
LTEスマホを契約しているユーザーをターゲットにしている。
だから、FOMAを新規契約するようなハードユーザーは、
楽天でんわのターゲットにはならないような気もする。

だけど、 わざわざ楽天でんわアプリをインストールして、
クレジットカード登録をして、通話を利用しようっていう人は、
節約意識が高いビジネスマンだと思われる。

そういう人は、Xiスマホの通話料が高いと気づいたら、
わざわざXiスマホをメイン通話用には契約しないと思うし、
仕事用のガラケーを持つことも厭わないんじゃないかね~。
仕事用のガラケーを法人契約すれば、経費として上げられるわけで。

まぁ、こういう事業者が増えること自体は、悪いことではない。
G-callとか楽天でんわとか、どんどん増えればいいじゃない。
競争して、キャリア自体が通話料を値下げしてくれば、結果オーライ。
スマホ料金節約術格安通話サービス「G-Call」「楽天でんわ」を比較(2013/12/10 14:00)


ところで、楽天は、MVNOのSIMカード事業もやっている。
(楽天ブロードバンドLTEのSIM。月額834円~で、通話は不可能。)
「docomo回線で通話が可能だけど、楽天でんわ経由になっちゃうよ☆格安SIM」を
作って、発売すればいいんじゃないかな(てきとう)。

楽天の三木谷浩史社長は、このアイディア、買ってくれ。笑

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