2009/02/25

windows7、あると思います!



遅ればせながら、Windows7β版をインストールしてみた。

【予約販売】
6月末、限定の予約販売が開始しました。


【iso】
64bit版を使用。
7000.0.081212-1400_client_ja-jp_Ultimate-GB1CULXFRE_JA_DVD.iso

【環境】
【CPU】E5200(oc@3.75Ghz)
【M/B】Fatal1ty F-I90HD
【VGA】オンボ(D-Sub接続)
【Mem】5GB (1GB*1+2GB*2)
【HDD】T7K250 250GB
【クーラー】NINJA mini SCMNJ-1000
【光学】GSA-H44N
【ケース】Compucity CH-01W/400P4
【電源】SLT-400

・HDDは7専用のものを用意してインストールしました。(XP環境は保存)
・Driverは全てinboxで認識されたので入れていません。
 互換性があるVistaのDriverが使えるはずです。




気づいた点をあげていく。

・インストール
インストールは評判どおり早い。
オプション選択後15分未満で起動した。Xpよりも断然早い。

・エクスペリエンスインデックス

・ダイナミックディスク
1TBのデータ用HDDをインストール後につなげたところ、
「ダイナミックディスク」にしてしまっていたために
マウントできなかった。
「ディスク管理」には「ベーシックディスクへ変更」的な
選択肢が出ているものの、間違ってデータが消えては困るのでパス。
(XPで起動後に必要なもののみを移動しました。)

・32bitの普段使っているソフト
wikiに動確リストがあります。
一応、個人的に使っているソフトを調べてみた。

ほとんど動く
*CoreTemp
*CPU-Z
*MPC
*VLC
*VirtualDub(mpeg2)
*irfanview
*ゆめりあベンチマーク
*他、調査中。

ダメだった
*ニコエンコ(ソースmpeg2動画だが、音声認識後に弾かれる。)
*他、調査中。



【Vistaの話】
筆者はWindowsVistaを発売当初から持っている
つまりインストールできる環境にあったのだ。
が、今までXpを使い続けてきた。

(SP1以降の)Vistaは悪いOSではないと思う。
悪評ばかりが先行してしまっているが、
Core世代以降のCPUを使ったパソコンに入れる限り
パフォーマンスで絶対的に困ることはないだろう。

【移行の障壁】
それでもXpを使ってきたのは、ハードの互換性問題のためだ。
ハードといってもマウスとか無線とかは
メーカーが対応してくれるから問題ない。。
キャプチャボードがネックだった。
筆者は未だにアナログキャプチャボード(P8W)で
テレビをキャプチャしている。
このドライバー(付属ソフトも)がVistaに非対応なのだ。

【Windows7も】
このハードの互換性問題は7βでも変わっていない。
いや、変わっているはずがないのだ。
なぜなら、7は"Vistaセカンドエディション"なのだから。
中身は基本Vistaでチューンナップを施したものなのである。

つまり、Xpから移行する場合には
やはりハードの互換性問題は横たわるわけで、改善できない。
今回もそのキャプチャボードを使っていない
エンコード専用マシンに7βをインストールしている。

【逆に64bit】
逆に考えてみよう。
「ハードの互換性問題」とは簡単に言えば
「ドライバーが非対応」ということである。
つまり新OSを使う以上、旧ハードを捨てることになる。
旧ハードを捨てる覚悟、これさえあればいい。
これさえあれば、ドライバー問題で拘っていた
"32bitOS"という壁も捨てられる!
と、いうわけで今回は64bit版のOSを初体験してみた。

64bit版では4GB以上のメモリがOSから認識できる。
今のメモリ安で2GB*4=8GB環境は1万以下で安価に作れる。
32bitだと認識できない領域(約3.5GB以上の領域)は
RAMDISKくらいにしか使えないので、そこは有効に活用可能だ。

【64bitに期待するな】
とはいえ、64bit版だからといって
広大なメモリ領域に手放しで喜んでしまって
16GB環境とか作ってしまうのも正直どうかと思う。

もちろん、64bit対応ソフトでメモリを大量に使うのなら
そういうリッチな環境を使いこなせるかもしれない。
だが、32bit対応ソフトを主に使う環境ではメリットが少ない。

というのも、広大なメモリ領域を有効活用するには
64bitOSの他に、ソフト側にも64bit対応が必要であって、
実際に市場に出ているソフトは32bitのものがほとんどだ。
(64bitOSではWOW64を使い32bitソフトを動かしている。)

32bitのソフトでは、ソフト1つあたりで
使用できる容量がやはり限られている。
「1つの32bitソフトを16GB環境で使ったとしても、
そのソフト1つが扱えるメモリは2GBほどしかない」という
イメージで考えれば、正しいと思う。(たぶん)

まとめると、16GBなどのリッチな環境は
"64bitOS + 64bitソフト + メモリ大量使用"という
限られた環境でしか真価を発揮しないのである。

◎"64bitOS + 64bitソフト + メモリ大量使用"
つまるところ、Photoshopですよ。w

○"64bitOS + 64bitソフト + メモリ大量使用"
これの例がサクラエディタじゃなかろうか。
少なくとも広大なメモリ領域を活かす作業にはならない。

×"64bitOS + 64bitソフト + メモリ大量使用"
上で散々書いた例がこれ。↑が32bitソフトでは
1ソフトあたりの使用可能領域が限られているので、
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!

【まとめ?】
そんな感じで64bitOSの最大の魅力である
「広大なメモリ領域の実現」をブチ壊してしまった。
それでもDDR2の2GBが2本4000円を割っているような状況が
常態化している最近のメモリ事情を見れば、
「いまさら32bitOSを使い続けるメリット」よりも
「認識できない領域があるデメリット」の方が圧倒的に大きい。

      メモリを8GB、7千円強。

これを殺さないためには、
やはり次期OSのWindows7では64bit版を選択する方が賢明でしょう。

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