2013/06/25

【やりましょう】SoftBankメールアプリv3.3/v2.6がWifi送受信に対応したので設定してみる。



いまさら記事。
SoftBankメールがいつの間にか、
Wifi経由の受信に対応した。

SoftBankメール ソフトバンクモバイル株式会社(Play)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.softbank.mb.mail


>2012年11月28日(水)より、一部対応機種にてS!メール(MMS)がWi-Fiで送受信可能となりました。



【こんな経緯で】

実は、筆者はコレを待っていた。
SoftBankのDHDを契約したのが2011年5月29日。
つまり、ちょうど2年を経過したところ。
そして、過去のSoftbankメールアプリの
「バージョン1.6」では、問題なくWifi経由で受信できていた。

当時のSoftBankは、「iPhoneオシ」がハンパなくて、
Androidにそこまで力を入れていなかった。
他2社が、未だ性能不足のAndroidを高値で売っている中、
対抗馬として、廉価にHTCのAndroidを投げ売りしていた。笑
Android=安物で偽物、iPhone=本物みたいなイメージ戦略だった。
※あくまで筆者の個人的な印象です。

そんなわけで、当初SoftBankは、
「Androidで儲ける」という戦略をとっていなかったので、
v1.6までは、Wifiだろうが何だろうがメール送受信が可能だった。

しかし、投げ売りした弊害で、Wifi利用ユーザーが増加。
v2.0からは、欲を見せたのか、Wifi受信を不可能にしてしまった。

これには、「改悪だ!」と非難轟々だったわけである。
なぜなら、SoftBankのキャリアメールを使っていたユーザーにとって、
メールが3Gでしか受信できない=パケット定額制の上限までいく、
つまり、毎月6000円弱を追加出費しなければ、メールが見られないから。笑

んで、孫正義社長がTwitterで「やりましょう」と復活を明言。
これが、2012年4月6日。


メールを使うユーザーにとっては、
待望の機能復活だったわけである。

まだかな~、と待っていたら、
いつのまにかできるようになっていた。
v3.3/v2.6から対応したみたい。
・v3.3がAndroid4.x以降のもの。
・v2.6がAndroid2.x対応のもの。
※自動的に選択されてダウンロードされる。

筆者は、主に、docomoのキャリアメールを使っている。
SoftBankのキャリアメールは、企業とかに登録する用途くらい。
たとえば、楽天とかね。笑
なので、そもそもそんなに必須な機能復活ではないが、試すには値する。



【試してみる】

起動すると、Wifi受信設定しますか?とでる。
初回のみは、3Gでの通信設定が必要のようである。

※ちなみに、docomoのSPモードメールも仕組みは同じ。
なので、SoftBankが特別ズルイというわけでもない。

筆者の場合、ダミーのAPNを設定して、
絶対に3G通信をされないようにしていたので、
それを「SoftBank Internet」に戻してあげた。


設定は、5秒ほどで完了。
パケット使用料は、「2円」だった。(上記画像)
通信料は、かなり抑えられており、必要最小限度といえる。


んで、早速Wifi経由で受信してみる。
すると、滅茶苦茶イッパイ迷惑メールが届いた。ほぼ迷惑メール。
MySoftBankから迷惑メール設定を厳しくしないと使い物にならないなぁ。

ちょっと使った感じ。
Wifi設定の再設定が必要になることがあるかも。
う~ん、そこまで使い勝手がいいとはいえないのかな。
もしかしたら、3G設定をイジると、再設定が必要になるのかも。
あまりコストをかけるほど、実用性がないので、実験終了。


【ゴテゴテだなぁ】

孫正義社長は、「やりましょう」を有言実行して、そこは評価できる。
少々マッチポンプな感は否めないんだけどね。笑

ただ、キャリアメールとかイマサラじゃね?って
ユーザーが増えてしまっているのに、
Wifi送受信がどうこういってるの姿勢が「遅いなぁ」って印象。



以下は、SoftBankに限らず、3社への苦言。
(孫正義社長はわかっていると思うので、他2社が理解すべき。)

筆者の周りには、Lineなどのチャットを利用するユーザーが増えている。
筆者自身は、SNSをやらない人間なので、メールで十分、と思っている。
これは、筆者が、他人とネットでそこまで繋がりたいと思っていないからである。

しかし、日本人は、「右へならえ」な国民性なのだ。
・皆がスマホを買えば、スマホを買わなければいけないと勘違いする。
・皆がmixi・Facebookをすれば、これをしなければならないと勘違いする。
・皆がメールをやめて、Lineに移行すれば、そうしなければならないと勘違いする。

我が道を貫く筆者のような人間は、少数派だろう。
キャリアとしては、「右へならえ」日本人の多数派を捉えるべきだ。
それなのに、「毎月315円をメールアドレスにかけさせ、パケットで儲ける」という
ビジネスモデルを守るために、ガチガチのWifi設定をかける姿勢をとる3社。

使いにくいメールの必要性を感じなくなるユーザーが増えてしまったら、
そんなビジネスモデルは崩壊してしまうわけだが、わかっているのだろうか。

だからこそ、もっと使いやすいキャリアメールシステムにするべきなのだ。
それなのに、いまだに、Wifiでつまづいているのでは話にならない。
使いやすくしてやる!というやる気が、キャリアには感じられない。
原則オープンにしなければ、使いにくくてユーザーはメールから離れるだろう。

極論を言えば、「T0003352」等のSIMカードをさして運用が可能になってしまう。
毎月980円で、Lineのチャットを使って、通話もIP電話で十分、という人とかならね。



【提言】
携帯キャリアに提言しておきたい。
これができなければ、ユーザーはどんどん減るよ。

・パケット単価を下げろ。
※現在の1/100以下にしないと計算があわない。

・パケット定額制の上限を下げろ。
※たとえば、「T0003352」並のプランを用意するべき。
※「T0003352」は、980円で1日30MBまでLTEが利用可能。



・キャリアメールアプリを使いやすくしろ。
「チャットインターフェイス」を選択可能にしろ。

iPhone(auとSB)では標準で搭載されている。
AndroidでもSMS(1通送信3円)ならソフトで可能。 
Androidで、チャットインターフェイスは、
SBは可能。auは今夏から対応予定(会話モードUI)
docomoのSPモードメールは不可能。

 
・キャリアメールを、オープンにしろ。
※パソコンから見られたり、サードのアプリで送受信可能にしろ。

そもそも、メールアプリの開発費用を、
キャリアが投入するメリットはないんじゃないか?
いまはチャットインターフェイスが流行ってるけど、
これが最終形態になるわけではない。
流行が変わるたびに、3社が、同じAndroidに対して、
別々のアプリを開発するのはあまりに非効率的だろう。
いっそ、仕様をオープンにして、
フリーの開発者に投げた方がいい結果につながるはず。
たとえば、2ちゃんねるブラウザとかはその成功例だ。


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