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2013/08/21

グレイズ・アナトミーを見て。お気に入りは、シーズン2の11話。


グレイズ・アナトミーを
シーズン7まで148話みてみた。
huluで見たので、DVD返却不要で楽だった。


イチローがまだいた頃の
シアトルが舞台の医療ドラマ。
2005年から現在シーズン9まで放送中。
「救命病棟24時」よりコッチがオススメ。笑
huluではシーズン7までしか見れないのが残念。


最も印象的だったのは、
シーズン2のエピソード11。
Owner of a Lonely Heart.孤独の癒し方。(hulu)

・冒頭
40 years ago The Beatles
asked the world a simple question.
They wanted to know
where all the lonely people came from.
My latest theory is that a great many of
the lonely people come from hospitals.
More precisely,
the surgical wing of hospitals.
(字幕)
40年前 ビートルズはある疑問を投げかけた。
"孤独な人々はどこから来るのか"
私の持論"孤独な人の多くは病院から来る"
正確に言いえば病院の外科病棟。

・末尾
Boil down that island talk
and he just meant that all anyone needs
is someone to step in...
...and let us know we're not alone.

And who's to say that someone
can't have for legs?
Someone to play with
or run around with...
...or just hang out.
(字幕)
要するに 人は他者と
かかわらずにはいられない。
私たちは独りじゃない。

相手は人間でなくてもいいのだ。
一緒にじゃれあったり、
そばにいるだけで。


言うまでもなく、Eleanor Rigbyからの引用だ。

1.名曲があって、
2.それを視聴者の誰もが知っていて、
3.詩的な脚本家がいて、
はじめて、こういう引用が成り立つ。
これが成立する文化的背景に、凄い!と感じた。

ちなみに、グレイズ・アナトミーには、
Beatlesの楽曲をタイトルにしているものがいくつか。
S1-1 A Hard Day's Night
S2-8 Let It Be
S2-18 Yesterday
他のタイトルも、名曲から引用しているものが多い。(wiki)


【おまけ】

筆者は、以前から、
日本の脚本家のレベルの低さを嘆いている。
映画でも、ドラマでも、小説でも。
才能を持った人は、
みんな漫画にいってしまったのか、と。
これは、上記3.(脚本家)の部分の欠落だろう。

ここ10年は、上記1.(名曲)と2.(リスナー)も難しくなっている。
ポップなCM向きソングばかり流行らしている。
それが日本の選択なら仕方ないのかもしれない。

ただ、「文化的な厚み」を増すことを放棄してしまうと、
負の相乗効果で、自国だけでは何も作れなくなりそうで怖い。

日本は、過去の文化的なものを守ることには、
命をかけているように感じる。もちろん必要なことだ。
しかし、新しい文化を作り出すことに関して怠惰である。

芸術活動は、保守的では成り立たない。
革新的なものをドンドン作って、世界に送り出してほしい。
その中から、いいものだけが残る。残ったものが文化だ。

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