筆者は、2年以上、初代REGZAPhone T-01Cを愛用している。
(といっても、3社持っているので、最新Androidは、GALAXYS2WiMAXだが)
そろそろ、docomoを買い換えようと
携帯を調べていたのだが、なんと、
今の携帯はFOMA契約では使えない!\(^o^)/
半ば強制的に、Xi契約に変更させられる。orz
FOMAは、「3G」。Xiは、「LTE (3.9G)」。
なんてことは常識だと思う。
だから、Xi携帯を買ったら、Xiで使ってね、というスタンス。
なにを今更?
と疑問に思うかもしれないけど、
FOMAとXiはかなり違うんだよコレが。
Xiが、FOMAの上位互換になっていないことが問題。
Xiにするデメリットがあることに留意しなければならない。
【謎の事務手数料?】
FOMA→Xiにすると、事務手数料で3150円とられる。
※ 2012年12月から謎の値上げがされました。
まぁ、MOVA→FOMAでも事務手数料はあったし、
1回きりだから、まぁ、ここまでは許せる。
【無料通話がない!】
Xiは基本的にプランがない。
あるのは、「タイプXi にねん」(月々780円)だけ。
MOVA時代も、FOMA時代も、
docomoは、携帯で長電話をする人向けに、
無料通話が多くつくプランを用意してきた。
タイプM バリューとか、タイプL バリューとか。
ところが、Xiには、「無料通話という概念」がナイ。
つまり、通話がメインのお父さんにXiは痛い。
無料通話の代わりになるかはわからないけど、
Xiトーク24(カケホーダイ)にすれば
docomo相手の通話に関しては24時間無料になる。
月に16分以上docomoにかける場合はお得になる。
けど、会社の固定電話やau・SoftBankへは当然有料。
しかも、有料であるばかりか、通話料が21円/30秒と割高。
FOMAでいえば「タイプSS バリュー」と同じなのです。
単価/30秒通話あたり
21円/30秒 Xi(780円)
21円/30秒 シンプル(780円-メール無料)
21円/30秒 リミット(1365円-2310円無料)
21円/30秒 タイプSS(980円-1050円無料)
18.9円/30秒 タイプS(1,575円-2100円無料)
14.7円/30秒 タイプM(2,625円-4,200円無料)
10.5円/30秒 タイプL(4,200円-6,300円無料)
7.875円/30秒 タイプLL(6,825円-11,550円無料)
ハッキリいいましょう。
Xiの通話料は値上げです。笑
特に、通話をイッパイするオトーサン、ご注意を!
ちなみに、スマホをWi-Fi(無線LAN)運用する場合、
No1.ベストなFOMAプランは、タイプシンプルバリュー
No2.次点のFOMAプランは、タイプリミットバリュー
・No1.ベストなFOMAプラン、タイプシンプルバリュー
タイプシンプルバリュー+SPモードだと、
月1098円(780円+315円+US3円)でメールのパケット無料。
WiMAXルーター(記事)と組み合わせて、Wi-Fi経由でネット。
地下などで通じない場合のみ、3GをONにしてメール受信(無料)。
実は、「タイプシンプル」を改悪したのが、「タイプXi」である。笑
※「タイプXi」には、メール無料の特典がないから。
・No2.次点のFOMAプラン、タイプリミットバリュー
タイプリミットバリュー+SPモードだと、
月1683円(1365円+315円+US3円)で無料通話通信分2310円付き。
WiMAXルーター(記事)と組み合わせて、Wi-Fi経由でネット。
地下などで通じない場合のみ、3GをONにしてメール受信※有料。
3Gの時に運悪く重いメールが届くとパケ死するので注意。
何通かのデコメくらいなら、無料分に収まる。デカイ写真はNG。
※Xi→FOMAのバリュープラン(ベーシックプランの半額)に契約変更する場合、
(=戻る場合)、SBかauのスマホを持ち込む裏ワザが使えます。
>・他社製品の携帯電話機などでドコモのFOMAサービスをご利用いただく場合、ドコモショップ窓口にてご利用中の携帯電話機などご提示いただくことにより、「バリュープラン」での新規契約・契約変更およびプラン変更が可能です。
ただし、事務手数料3150円をとられます。
(この方のブログを見て、感心しました。笑)
【安定しないXi】
docomoのXiが安定しない。
またドコモか!世界のLTE速度ランク、ドコモが足を引っ張って日本は9位(2013年2月15日の記事)
上の記事からも明らかな事実として、
Xiは日本のLTEサービスで最も遅いです。
速さがウリの4G(3.9G)なLTEで、
なぜか遅いという矛盾を抱えた存在。。。
意味がわかりません。
しかも、使っている人からよく聞くのが、
ツカミが悪いため、電池が減りやすい!という話。
Xiサービスエリアなのにもかかわらず、
少し田舎だと、電波を見失ってしまうという。
そのため、LTEをOFFにして運用する人もいるとか。
【現状、FOMA契約でいいじゃん】
・事務手数料、無料通話がないこと、という経済的デメリット。
・パケット通信が安定しない、という実用面のデメリット。
そんなわけで、筆者は、
現状、FOMA契約でdocomoを使うのがベターと考える。
※誤解のないようにいえば、
今後は改善されるだろうけど、
今のXiはデメリットがメリットよりも大きい、という状況。
しかし、困ったことに、
最新のdocomoのスマートフォンは、どれもXiなのだ。
そして、国産Xi端末は、FOMA契約で使えないと考えるべき。
なぜなら、docomoは、会社の方針として、
FOMA契約を強引にでも減らして、Xi契約を増やす方針だから。
それ故、最新スマホのデュアルバンド(FOMAXi両対応)の
設定をイジり、"FOMA契約のSIMを使用不可能"に、している。
※技術的には、FOMAの電波に対応しているのに、
ソフト設定をイジって、FOMA契約SIMだけ不可能にした結果、
ドコモショップで有料のSIMロックフリー化すると、
○SoftBank契約のSIMが使えるのに、
×FOMA(自社)契約のSIMが使えない、という、
わけがわからない矛盾した状態になってしまう!\(^o^)/
これ、総務省のSIMロック解除ガイドラインに反している。
そのへんは、別の記事にまとめる。
~主要Xi端末でFOMA契約が使えるか?~
※別記事に移転し、まとめました。
2014/01/22~主要Xi端末でFOMA契約が使えるか?~
http://e-nikki.blogspot.jp/2014/01/XIwithFOMASIM.html
・XperiaZ (Xi端末)
筆者は、XperiaZをFOMA契約で使おうと考えていたのだが、
*#*#4636#*#*をダイヤルし、WCDMA onlyを選択するという
非公式な裏ワザによっても、FOMA契約のSIMカードは使えない。
それ以降に発売のXperiaAやXperia Z1fでも、使えない。
・XperiaAX (Xi端末)
XperiaAXについても、発売当初こそ、
この非公式な裏ワザ(*#*#4636#*#*)によって
FOMA契約のSIMカードが使えていたようなのだが、
docomoのアップデートで塞がれてしまった。
・AQUAS PHONE (Xi端末)
SHARPのAQUOS PHONE ZETA SH-02Eは、
FOMA契約のSIMカードは使えない仕様になっている。
(追記)SH-10Dでは、成功した報告が2chにある。
・GALAXY (Xi端末のもの)
GALAXY S2LTEやS3,S3αでは発売開始時には裏ワザが使えた。
*#197328640#をダイヤルし、WCDMA ALLを選択する。
しかし、アップデートによって穴が塞がれてしまったようだ。
塞がれたら最後。Xiに契約変更を迫られるのだ。罰ゲームかって。笑
※GALAXY S3αでは、成功例がある。
穴が塞がれた後でも、ROM焼きで回避する方法がある。
ただし、GalaxyS4では販売当初から穴が塞がれている(価格COM掲示板)。
(追記)
・その他
HW-01E Ascend
これで使えるという情報が2chにあった。
最近、専門スレができて、結構盛り上がっている。
需要が目に見える形になってちょっと嬉しい。
【端末は?】
結局、FOMA契約で使うのであれば、
はじめからFOMAな端末を選んだほうがベターだろう。
というわけで、筆者は、XperiaAcroHD(SO-03D/FOMA端末)を買ってみた。
ちょうど、2月22日から、AcroHDの値下げが始まってラッキーだった。
※公式では、販売が終了しました。
なお、Amazonで白ROMが売っている。新品2万円弱。
筆者は、b-mobileからのMNPポートインする裏ワザを使い、
本体一括0円+37000円キャッシュバックでもらってきた。
※b-mobileの経費で11790円かかって+docomoの経費で
契約事務手数料3150円とオプション約1000円弱がかかる。(合計経費約15000円)
→結局、acroHDと20000円強のキャッシュバックをもらえた計算である。
誰でもできるMNPポートイン裏ワザは、以下の記事を参照。
b-mobile「スマホ電話SIM」からmnpをやってみた。(記事)
端末は、既存のdocomoのFOMA契約で使うので、
電話番号とメールアドレスは、当然そのまま同じものが使える。
acroHDは、月々サポートが適用されないが、
どうせ、このMNPポートイン契約では使用しないから不要だ。
XperiaAcroHDは、Zと違い、
フルHD(1920)ではなく、HD(1280)という解像度。
CPUもクアッドコアではなく、デュアルコアである。
ただ、Androidのバージョンは、4.04にアップデート提供済み。
筆者にとって、おサイフケータイは必須。これも満たしている。
このへんの型落ち感を許せるのであれば、お得感がある。
ちなみに、XperiaAXとacroHDでは、
・CPUの世代(MSM8960 1.5GHz:MSM8260 1.5GHz)と
・重さ(30g差)と、本体サイズ
・バッテリー(1700mAh:1840mAh※AXは逆に減った)
の3点が異なるが、ほぼ同じスペック。
acroHDと、AX・Zとの比較(docomo公式)を参照。
なかなかイイ買い物をした。
acro HDは、最初は、2.3.7だった。
4.0.4に、二段階アップデートしたスクショ。
完全にいまさらだけど、購入記念にアップ。
ついでに、
myXperiaに登録した。
https://myxperia.sonymobile.com/
公式のサービスが始まっておらず、
GooglePLAYにアプリ(MyXperia.apk)がないのだが、
リーク版で既に使えている。
XperiaacroHDが、S302という機種として
認識されてしまっていること以外は問題なく動作している。
→3月末には、しっかりSO-03Dとして認識されるようになった。
地図の精度も高く、万が一なくしたときに頼れる。
ただ、パケット通信ONにしておかないとだろうけど。
筆者の、家の中でたまに無くすので、
遠隔でアラームを鳴らせる機能が便利だと感じた。笑
アプリの無効化をして、メモリ占有を減らした。
・設定>アプリ>すべてタブ(右端に隠れている)
無効にするアプリは、この掲示板が参考になった。
【余談】
週刊アスキー3/19号(3月5日発売)では、
Xperia acroHDからXperiaZへの乗り換え方が紹介されている。
カタログスペックだけ見れば定石。FOMAからXiにしろ、と。
筆者のこの記事はあえて時流に逆らっています。笑
ほかに、MONOQLO 2013年4月号でも
「XperiaZ 全方位検証」という特集が組まれている。
端末としては、高評価をしている。それは筆者も同意している。
しかし、[検証 その3]これまでよりもつながる?
では、Z・AX・初代Xperia(FOMA端末)を比較して、
LTEトライバンドなZでも微妙な結果だと結論づけている。
MONOQLOの編集部が
初代Xperia以外のXperiaのFOMA端末をもっていない
なんてありえない。笑 スマホの準専門誌なわけで。
おそらくトライバンドとデュアルバンドの比較してたら、
XiがFOMAに負けてしまったでござるの巻だったのだろう。
だから処理性能不足な初代Xperiaを使って誤魔化したんじゃないか。
SONY(端末)のせいじゃなく、docomo(回線)のせいだけどね。。。