遅ればせながら、Windows7β版をインストールしてみた。
【予約販売】
6月末、限定の予約販売が開始しました。
【iso】
64bit版を使用。
7000.0.081212-1400_client_ja-jp_Ultimate-GB1CULXFRE_JA_DVD.iso
【環境】
【CPU】E5200(oc@3.75Ghz)
【M/B】Fatal1ty F-I90HD
【VGA】オンボ(D-Sub接続)
【Mem】5GB (1GB*1+2GB*2)
【HDD】T7K250 250GB
【クーラー】NINJA mini SCMNJ-1000
【光学】GSA-H44N
【ケース】Compucity CH-01W/400P4
【電源】SLT-400
・HDDは7専用のものを用意してインストールしました。(XP環境は保存)
・Driverは全てinboxで認識されたので入れていません。
互換性があるVistaのDriverが使えるはずです。
気づいた点をあげていく。
・インストール
インストールは評判どおり早い。
オプション選択後15分未満で起動した。Xpよりも断然早い。
・エクスペリエンスインデックス
・ダイナミックディスク
1TBのデータ用HDDをインストール後につなげたところ、
「ダイナミックディスク」にしてしまっていたために
マウントできなかった。
「ディスク管理」には「ベーシックディスクへ変更」的な
選択肢が出ているものの、間違ってデータが消えては困るのでパス。
(XPで起動後に必要なもののみを移動しました。)
・32bitの普段使っているソフト
wikiに動確リストがあります。
一応、個人的に使っているソフトを調べてみた。
ほとんど動く
*CoreTemp
*CPU-Z
*MPC
*VLC
*VirtualDub(mpeg2)
*irfanview
*ゆめりあベンチマーク
*他、調査中。
ダメだった
*ニコエンコ(ソースmpeg2動画だが、音声認識後に弾かれる。)
*他、調査中。
【Vistaの話】
筆者はWindowsVistaを発売当初から持っている。
つまりインストールできる環境にあったのだ。
が、今までXpを使い続けてきた。
(SP1以降の)Vistaは悪いOSではないと思う。
悪評ばかりが先行してしまっているが、
Core世代以降のCPUを使ったパソコンに入れる限り
パフォーマンスで絶対的に困ることはないだろう。
【移行の障壁】
それでもXpを使ってきたのは、ハードの互換性問題のためだ。
ハードといってもマウスとか無線とかは
メーカーが対応してくれるから問題ない。。
キャプチャボードがネックだった。
筆者は未だにアナログキャプチャボード(P8W)で
テレビをキャプチャしている。
このドライバー(付属ソフトも)がVistaに非対応なのだ。
【Windows7も】
このハードの互換性問題は7βでも変わっていない。
いや、変わっているはずがないのだ。
なぜなら、7は"Vistaセカンドエディション"なのだから。
中身は基本Vistaでチューンナップを施したものなのである。
つまり、Xpから移行する場合には
やはりハードの互換性問題は横たわるわけで、改善できない。
今回もそのキャプチャボードを使っていない
エンコード専用マシンに7βをインストールしている。
【逆に64bit】
逆に考えてみよう。
「ハードの互換性問題」とは簡単に言えば
「ドライバーが非対応」ということである。
つまり新OSを使う以上、旧ハードを捨てることになる。
旧ハードを捨てる覚悟、これさえあればいい。
これさえあれば、ドライバー問題で拘っていた
"32bitOS"という壁も捨てられる!
と、いうわけで今回は64bit版のOSを初体験してみた。
64bit版では4GB以上のメモリがOSから認識できる。
今のメモリ安で2GB*4=8GB環境は1万以下で安価に作れる。
32bitだと認識できない領域(約3.5GB以上の領域)は
RAMDISKくらいにしか使えないので、そこは有効に活用可能だ。
【64bitに期待するな】
とはいえ、64bit版だからといって
広大なメモリ領域に手放しで喜んでしまって
16GB環境とか作ってしまうのも正直どうかと思う。
もちろん、64bit対応ソフトでメモリを大量に使うのなら
そういうリッチな環境を使いこなせるかもしれない。
だが、32bit対応ソフトを主に使う環境ではメリットが少ない。
というのも、広大なメモリ領域を有効活用するには
64bitOSの他に、ソフト側にも64bit対応が必要であって、
実際に市場に出ているソフトは32bitのものがほとんどだ。
(64bitOSではWOW64を使い32bitソフトを動かしている。)
32bitのソフトでは、ソフト1つあたりで
使用できる容量がやはり限られている。
「1つの32bitソフトを16GB環境で使ったとしても、
そのソフト1つが扱えるメモリは2GBほどしかない」という
イメージで考えれば、正しいと思う。(たぶん)
まとめると、16GBなどのリッチな環境は
"64bitOS + 64bitソフト + メモリ大量使用"という
限られた環境でしか真価を発揮しないのである。
◎"64bitOS + 64bitソフト + メモリ大量使用"
つまるところ、Photoshopですよ。w
○"64bitOS + 64bitソフト +
これの例がサクラエディタじゃなかろうか。
少なくとも広大なメモリ領域を活かす作業にはならない。
×"64bitOS +
上で散々書いた例がこれ。↑が32bitソフトでは
1ソフトあたりの使用可能領域が限られているので、
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!
【まとめ?】
そんな感じで64bitOSの最大の魅力である
「広大なメモリ領域の実現」をブチ壊してしまった。
それでもDDR2の2GBが2本4000円を割っているような状況が
常態化している最近のメモリ事情を見れば、
「いまさら32bitOSを使い続けるメリット」よりも
「認識できない領域があるデメリット」の方が圧倒的に大きい。
メモリを8GB、7千円強。
これを殺さないためには、
やはり次期OSのWindows7では64bit版を選択する方が賢明でしょう。