~便利なFOMAパケ通信~
FOMAにはPCで使えるパケット通信機能があり、
これは短期間、出先でPCをインターネットに接続する
必要があるときなどに意外と重宝する。
入院中にPCのメールチェックをしたいとき等が
その一例であり、外出届を出すのが面倒だったりで
病室で使えるFOMA接続はかなりありがたい。
・パソコン
・FOMA
・FOMA USB ケーブル定価1365円
必要なものはこの3つだけだ。
しかも、パケット課金で情報量に応じた課金が
なされるため、接続時間は気にしなくてよい。
パケットパック30か60を一定期間だけつければ、
バケット代も抑えられるのではないだろうか。
~macは未対応?~
ところで、この便利なパケット通信であるが、
DoCoMoとしてWindowsにしか対応していない。
「FOMA用通信設定ファイル(各携帯のドライバ)」と、
「FOMA PC設定ソフト」という一括設定ツールがWindows版のみなのだ。
まぁOSのシェアからしたら仕方がないことではあるが、
macユーザにはかなり酷なことかと思う。
~OSXプロジェクト~
その状況を何とかするために、
FOMAUSBDriver for Mac OS X プロジェクト
というページで、作者さんがUSBドライバを公開されている。
たぶんmac上級者な人は余裕で設定できてしまうが、
俺としては公式の説明だと、パケ通信と64k通信がゴッチャで、
よくわからなく多少苦労したので、解説する。
~インストール~
ココから、FOMAUSBDriver-v1.25.dmgをダウンロードし、
インストーラからフツ~にインストールする。再起動が必要。
(v1.25.dmgはこの記事掲載時の最新版で、更新版をチェックしてね。)
インストールで迷うところは特にないが、
対応OSが「OS X v10.3.9 以上」となっていることには注意が必要。
Mac OS X v10.0 (Cheetah) v10.1 (Puma) v10.2 (Jaguar) など、
古いOSを使っている人は、インストールできないわけである。
実験的に10.2でインストールを試みたが、もちろん失敗した。
OSのアプグレできなくて、でもFOMAを使いたい人もいることから
この点は、作者さんの対応に期待したい。
また、10.2以前までしか対応していないmacを使っていて、
どうしてもFOMAでネットを使いたい場合、XPostFactoという
ソフトを使えば10.3や10.4をインストール可能である。
興味があれば、関連記事を見てやってみるといいだろう。
~設定~
筆者の実験環境は、PBG3+OSX10.4なので、無線とかついてない。
そのため画像の内容が微妙に違うかもしれないが気にするな。w
01 まず、設定画面を開く。
システム環境設定⇒ネットワーク
現在、内蔵LANで接続されている状況。
02 FOMAのプロファイルを作る
「ネットワーク環境」⇒"自動"⇒"新しいネットワーク環境"
で、「FOMA」って作る。名前は任意だけど、記事では"FOMA"でいく。
プロファイルを作っているところ。
03 02ができると、こうなるハズ
ネットワーク環境が、"FOMA"になっていることを確認。
04 表示⇒"ネットワーク状況"⇒"FOMA X000i"を選択
もちろん、自分の使っているFOMAの名前になっているハズです。
ここでは、ウチの母の古い携帯。
<注意:パケット通信では、05~06の作業は不要かもですが、一応やります。w>
05 04をやると、PPPタブが表示されるが、モデムタブを選ぶ
モデムタブはこうなる。
06 モデム⇒"Apple~"⇒"FOMA USB Modem(Unofficial)"を選択
探せばある!(^^;)
<注意:ここまで。>
07 PPPタブに戻って、右下の"今すぐダイヤル"をクリック
空欄のままでok
08 設定⇒"その他"⇒"設定を編集"を選択
09 こんな画面がでるんで画像どおりに埋めてね。
説明 :mopera
電話番号 :*99***1#
アカウント名:任意の半角文字(空欄はダメ)
パスワード :任意の半角文字(空欄はダメ)
モデム :FOMA USB Modem(Unofficial)
10 後は、接続をクリックすれば、パケット通信が開始されます。
~パケット監視~
作者さんは、管理用ソフトとして、
FOMAUSBDriver Managerというものを公開されていて、
これを使えば、パケット代の目安がわかります。
ここまでそろえば、FOMAでネットできなくて
泣くこともなくなりますね。v(^^)<macユーザ
~おいapple!~
余談だけど、appleはこういう制限事項について
ちゃんと説明するべきだと思う。
macは簡単なんだ。
macは大丈夫。
簡単な使い方をする分にはmacは確かに簡単だ。
でも、少し高度なことをしようとした場合はどうか。
例えばこの記事のFOMAパケット接続。
例えばTVチューナーカードのドライバー。
マイノリティOSである以上、こうした制限は仕方がない。
だが、もし"簡単"とか"大丈夫"を宣伝文句にしたいなら、
周辺機器のメーカーにかけあって、
ドライバを協力して作って、サポートを広げる努力が必要である。
appleはその努力を怠ってはいないだろうか?
不真面目なmac君より、真面目なパソコン君の方が好感が持てる。
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